前日譚　——黄昏に取り残されて

「どうして、僕だけが違うんだろう――」

ヒトの住む場所に、自分の永住の地はない。

エルフの住む森には、あるだろうか――……。

たった一人、天地のはざまを彷徨うハーフエルフは、あてどなく旅を続ける。

世界を巡る放浪記は、黎明を迎えるための旅路。

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＜プロフィール＞

ひとりで世界をめぐっている旅人。

名前は滅多に名乗らないが、各地で定着した呼び名があったりなかったりするほか、「リウェン」と名乗ることがある。

年齢、性別も、自身では名言しない。

自然と繋がる魔法が使えるエルフと、道具作りを得意とするヒト、その間に生まれたハーフエルフ。

自身は魔法を扱いきれないが、幼少期を過ごしたヒトの村で仕込まれた弓矢を得意とする。

＜プロフィール＞

とある街に住みつき、義賊をしている青年ハーフエルフ。

「双剣のフェリル」として名が通っているほどには知名度を持ち、基本的に好戦的で目立ちたがり屋。

リウェンが彼の街を訪れたときには行動をともにすることもあるのかもしれない。

魔法を使いこなし、風を自由に操って双剣で舞うかのように戦う。